レーザー彫刻は、LaserPecker LP2シリーズのようなコンパクトでポータブルな機械の登場により、より手軽に利用できるようになりました。ハンドヘルドで使いやすく設計されたこれらの彫刻機は、趣味ユーザーやクリエイター、小規模ビジネスでも、大きな作業スペースを必要とせずさまざまな素材にパーソナライズ加工を行うことができます。
この記事では、LP2 Plus と LP2 を比較し、それぞれの主な違いと共通点を紹介します。どのハンドヘルドレーザー彫刻機があなたの用途に合っているか判断する参考にしてください。

この記事の内容:
- Part 1: LaserPecker LP2シリーズの紹介
- Part 2: LP2 Plus vs. LP2 — 主な違い
- Part 3: LP2 Plus vs. LP2 — 共通点
- Part 4: どちらを選ぶべき?
Part 1:LaserPecker LP2シリーズの紹介
LaserPecker LP2シリーズは、レーザー彫刻をより手軽で持ち運びしやすくすることを目的に設計されています。LP2とLP2 Plusはいずれもコンパクトなハンドヘルド型レーザー彫刻機で、従来の大型デスクトップ機のようなスペースや複雑な設定を必要とせず、さまざまな素材に彫刻することができます。
このシリーズの中でも、LaserPecker LP2は2020年にKickstarterで最も資金を集めたテック製品となり、世界中で1,000万ドル以上を調達し、LaserPeckerの代表的な製品の一つとなりました。
LP2 PlusはLP2の最新アップグレードモデルで、レーザー出力、彫刻速度、全体的な性能が向上しています。
以下では、LP2 PlusとLP2の違いと共通点を詳しく比較し、あなたの用途に最適なレーザー彫刻機を選ぶためのポイントを紹介します。
Part 2:LP2 Plus vs. LP2 — 主な違い
このセクションでは、LP2 PlusとLP2の7つの主な違いを解説します。レーザー出力、彫刻速度、解像度、フォーカス方式、プレビュー機能、安全機能、アクセサリー対応などの観点から比較します。
これらの違いを理解することで、自分の用途に最適なモデルを選びやすくなります。
#1:10W vs 5W レーザー出力
LP2 PlusとLP2の最も大きな違いの一つがレーザー出力です。
LP2 Plusは10W 450nm ダイオードレーザーを搭載しており、LP2は5W 450nm ダイオードレーザーを採用しています。つまり、LP2 PlusはLP2の約2倍の出力を持っています。
出力が高いLP2 Plusは、彫刻だけでなく軽いカット加工にも対応します。例えば、最大6mmのバスウッドやアクリルを1回でカットすることができます。
一方LP2は主に彫刻やマーキング用途向けに設計されており、木材、レザー、紙、コーティングされた金属などへの彫刻に適しています。

#2:4000 mm/s vs 600 mm/s 彫刻速度
もう一つの大きな違いは彫刻速度です。
LP2 Plusは最大4000 mm/s、LP2は最大600 mm/sの彫刻速度に対応しています。
つまり、LP2 PlusはLP2の6倍以上の速度で作業できます。
この高速性能により、大きなデザインや大量の彫刻作業をより短時間で完了できるため、特に小規模ビジネスや量産用途で大きなメリットがあります。

#3:4K vs 2K 彫刻解像度
LP2 PlusとLP2のもう一つの違いは彫刻解像度です。
LP2 Plusは最大4K解像度に対応しており、LP2は最大2K解像度となっています。
解像度が高いほど、より細いラインや複雑なパターンを再現でき、よりシャープな彫刻が可能になります。

#4: スマートフォーカス
LaserPecker LP2 Plusでは、フォーカス調整システムも改良されています。
LP2では手動フォーカスを採用しており、通常は定規や測定ツールを使ってレーザーヘッドと素材の距離を調整する必要があります。この方法でも正確に調整できますが、設定に少し時間がかかる場合があります。
一方、LP2 Plusにはデュアル赤色ドットによるフォーカスシステムが搭載されています。2つの赤いドットが重なって1つの点になる位置が、最適なフォーカス位置です。

この仕組みにより、フォーカス調整がより速く、簡単で直感的になりました。特に初心者や、厚みの異なる素材を頻繁に切り替えるユーザーにとって便利な機能です。
#5: 進化した「アウトラインプレビュー」
LP2 Plusのもう一つの改善点が、アウトラインプレビュー機能です。
この機能では、彫刻を開始する前にレーザーがデザインの外周をトレースします。これにより、彫刻エリアのサイズや位置を事前に確認でき、素材上でデザインが正しく配置されているか簡単にチェックできます。
一方LP2では、基本的なプレビュー機能のみが提供されており、位置確認は可能ですがデザインの外形全体を表示することはできません。
アウトラインプレビューを使うことで、LP2 Plusは位置合わせの精度が向上し、配置ミスのリスクを減らすことができます。特に細かいデザインや、限られたスペースへの彫刻において大きなメリットがあります。
- Rectangle Preview(矩形プレビュー)
- Outline Preview(アウトラインプレビュー)
- Central Point Preview(中心点プレビュー)
これらのプレビュー機能により、デザインの位置合わせをより正確に行うことができます。不規則な形状の素材や特定の位置に彫刻する場合でも調整しやすく、初めて使用するユーザーでも安心して作業できます。
#6: 強化された安全機能
安全性の面でも、LP2 Plusではいくつかの改良が加えられています。
LP2には日常的な彫刻作業に十分な標準安全機能が備わっていますが、LP2 Plusではさらにセキュリティキー、緊急停止ボタン、カバー開閉検知による自動停止機能などの安全機能が追加されています。
これらの追加機能により、作業中の操作性と安全性が向上し、ワークショップやスタジオ、小規模ビジネス環境でもより安心して使用できるようになっています。
#7: 拡大されたアタッチメント互換性
LP2 PlusはLP2よりもアタッチメントの互換性が広く、より多様な彫刻用途に対応できます。
LP2 PlusはLP2のすべてのアタッチメントに対応するだけでなく、回転軸やスライドエクステンションにも対応しています。これらはLP4、LP5、LX2などの上位モデルとも共通のアタッチメントです。
回転軸を使用すると、タンブラー、リング、ボトルなどの円筒形の素材に彫刻することができます。スライドエクステンションを使用すると、作業エリアが160 × 300 mmまで拡張され、より大きなデザインや長い素材への彫刻が可能になります。

これらの拡張アタッチメントにより、LP2 Plusはより高い柔軟性と拡張性を備え、さまざまな彫刻プロジェクトに対応できるようになります。
Part 3:LP2 Plus vs. LP2 — 共通点
LP2 Plusは性能が向上していますが、LP2とLP2 Plusはどちらもポータブルで使いやすいレーザー彫刻機という共通コンセプトを持っています。
どちらのモデルもコンパクトなハンドヘルド設計で、大型設備や専用作業スペースがなくてもさまざまな素材に彫刻することができます。
#1 モバイル電源(パワーパックプラス)対応
LP2 PlusとLP2はどちらもモバイルバッテリー(パワーパックプラス)での動作に対応しています。これにより、屋外イベント、クラフトマーケット、出張ワークショップなどでも簡単に使用できます。
#2 車モード & 円筒モード
どちらのモデルも電動ローラーに対応しており、車モードと円筒モードを利用できます。
車モードでは長い素材への彫刻が可能になり、円筒モードではタンブラー、ボトル、リングなどの円筒形の物体にも彫刻できます。
#3 幅広い素材対応
LP2シリーズは100種類以上の素材に対応しています。例えば:
- 木材
- レザー
- 紙
- アクリル
- コーティング金属
- プラスチック

Part 4:どちらを選ぶべき?
LP2 PlusとLP2はどちらもポータブルなレーザー彫刻機で、DIYプロジェクト、パーソナライズ製品、小規模ビジネスなどに適しています。
主な違いは性能と用途です。
もし簡単な彫刻を中心に使いたい場合はLP2が手軽でコストパフォーマンスの高い選択です。
一方でより高い性能や作業効率を求める場合はLP2 Plusがおすすめです。10Wレーザー、高速彫刻、高解像度、拡張アクセサリー対応により、より高度なプロジェクトにも対応できます。
