一年が過ぎるのは本当に早いもので、もうすぐお正月がやってきますね。
門松を飾ったり、おせちの準備をしたりと忙しい時期ですが、そんな中でも自分の手でお正月らしい飾りを作ったり、贈り物を用意したりする時間はとても楽しいものです。お店で買う品ももちろん素敵ですが、手作りのものには「この人のために作った」という気持ちがこもり、温かみが生まれます。
今回は、日本のお正月にぴったりの手作り飾りと贈り物のアイデアをいくつか紹介します。どれも気軽に作れて、新しい年の喜びを伝えられるものばかりです。ぜひ最後までご覧ください!
しめ縄(しめなわ)
日本のお正月には、「結び」に特別な意味があります。玄関を飾るしめ縄は、人と人、心と心をつなぐ象徴でもあります。DIYしめ縄にも、「新しい年の幸せをつなぐ」想いを込めることができます。
材料は、手元にあるもので十分。和紙のリボンや太めの綿糸などを使い、簡単な平結びや鶴・亀のモを加えるだけでもぐっと華やかになります。完成したしめ縄は玄関のドアノブにかけると新年の空気が一気に広がります。
小さめに作ってお土産に添えるのもおすすめです。「手作りなんだ!」と相手もきっと笑顔になるはずです。初心者でも失敗しにくいので、ぜひ挑戦してみてください!
画像元:Laughly(ラフリー)
迎春の円形板
お正月には「円」が「円満」を、「木」が「長く続く力」を意味するといわれています。そんな縁起のいい「円形の木製飾り」は、新年のインテリアにぴったりです。
この迎春の円形木板の魅力は、「自分の思いを刻み込める」ことです。お店で買うものにはない、手作りならではの唯一無二の温もりが宿ります。
「大吉」「招福」などの縁起のいい言葉や、「松竹梅」「鶴亀」といったモチーフを彫刻するのもおすすめです。LaserPecker を使えば、木の板に文字や模様を美しく彫刻でき、細かい部分まで正確に仕上げることができます。切り抜きや透かし彫りを加えれば、光の影が映える華やかな飾りにもなります。
出来上がった飾りは壁に吊るしたり、おせち料理のテーブル中央に置いたりしても、和の雰囲気を演出できます。小さめのサイズで作れば、新年の贈り物にもぴったりです。
木のぬくもりと自分の想いが詰まった作品で、お正月をより特別なものにしてみましょう。
画像元:creema(クリーマ)
羽子板(はごいた)
羽子板は、もともと「羽根突き」という遊びに使われてきましたが、その動きが「厄をはねのける」意味を持つことから、お正月の装飾としても親しまれています。手作りの羽子板なら、遊びにも飾りにも、さらには贈り物としても楽しめます。
軽い木板(厚さ3〜5mmほど)を用意し、絵の具やクレヨンで自由に絵を描いたり、和紙を貼ったり、金粉で模様を描くだけでも十分素敵です。子どもがいる家庭では、子どもが描いた絵をそのまま羽子板にするのもおすすめです。世界に一つの可愛らしい作品になります。
手作り羽子板をリビングの壁に飾って、お正月の雰囲気を楽しみましょう。午後の日差しを浴びて木の板が輝く姿は、まるで思い出そのもの。数年後に取り出して眺めれば、「あの年の正月、これを作ったね」と懐かしい会話が生まれる宝物になります。
画像元:Amazon(アマゾン)
ミニ門松
日本のお正月といえば、玄関に飾る門松でしょう。歳神様を迎え入れるための大切な風習ですが、マンションなどでは大きな門松を置けないこともあります。
そんな時におすすめなのが「ミニ門松」。松・竹・梅を小さくまとめたミニサイズで、玄関の棚やテーブルの上に置くだけで、一気にお正月気分が広がります。
材料が簡単にそろえられます。小さな松の枝や細い竹、梅の造花を使い、木製の台やティーカップを台座にしても個性的です。赤いベリーや金のリボンを添えると、華やかで縁起のいい印象になります。
小さくてかわいいミニ門松は、贈り物にも最適です。受け取った人のもとに新しい年の幸運を運んでくれることでしょう。
伝統の意味をぎゅっと詰め込んだ小さな作品で、今年のお正月を彩ってみてください。
画像元:folk(フォーク)
消しゴムはんこ
年末に年賀状を書くとき、市販のカードだとどうしても似たようなデザインになってしまいますよね。そんな時は、手作りの「消しゴムはんこ」を添えてみましょう。
用意するのは、普通の消しゴム、美工刀(カッター)、鉛筆だけ。受け取る相手の名前の一文字や、「あけましておめでとう」、干支のモチーフなどを刻んで、カードの右上や裏面に押すと、温かみのある雰囲気が出ます。封筒の裏に押せば、開ける前から手作りの気持ちが伝わります。
小さな工夫ですが、受け取る人にとっては忘れられない年賀状になるでしょう。
画像元:minne
花瓶
お正月の松竹梅を飾る花瓶には、手作りのものがよく似合います。
空き瓶や古い器をリメイクするだけで、世界に一つの花瓶が完成します。薄い和紙を貼って、口に麻ひもを軽く結び、赤いマーカーで小さく「吉」や「福」と書くだけでも十分素敵。金色のテープでアクセントを加えると、華やかでお正月らしい雰囲気になります。
リビングのテーブルに小さな花瓶を置いて梅の枝を飾れば、家族でお茶を飲む時間も穏やかな新年気分になります。玄関に大きめの花瓶を置いて松を飾れば、帰ってきた瞬間に温かい気持ちになります。
LaserPeckerを使えば、ガラスや木の表面に小さな文字や模様を彫ることもできるので、自分だけのデザインをプラスした特別な花瓶に仕上げられます。

画像元:Ameba(アメブロ)
まとめ
今回は、しめ縄からミニ門松、消しゴムはんこまで、日本のお正月にぴったりな手作りアイデアを紹介しました。
どの作品も難しい技術は必要ありません。大切なのは「新しい年を幸せに迎えたい」「大切な人に想いを届けたい」という気持ちです。市販品にはない、手作りならではの温かさと個性が、お正月の空間をより豊かにしてくれます。
この冬、少しの時間をとって手を動かし、自分だけの“年のはじまり”を作ってみてはいかがでしょうか?きっと特別な一年のスタートになりますよ。
